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ICT関連情報
『ICT関連情報』
PCを楽器として本格的に活用する方法
PCを楽器として本格的に活用する方法
※ 旧ホームページに平成22年3月に掲載の記事を転載。
『PCを無料で楽器にする方法』では、パソコンのみで実現できる内容でお知らせしましたが、ある程度の費用をかけることで、本格的に楽器・エフェクター・作曲ツールとして使用することができます。図の中で出てくるVSTとは、Virtual Studio Technologyの略で、コンピュータ上でスタジオを実現してしまう技術ということで、スタジオで使用される機材のバーチャル版を使用し、パソコン上でスタジオ環境を実現してしまう技術と理解してください。
MIDIキーボード(音源の付いていない鍵盤)やMIDI端子の付いた格安のキーボードで、様々な楽器の演奏ができます。楽器にはGM音源・ビンテージシンセ・サックス・ギター・ベース・ドラムなどの一般的な楽器から、二胡・ シタールなどの民族楽器まで、ありとあらゆる楽器がネット上に揃っています。エフェクターもギター用のエフェクターからスタジオにあるような空間系のエフェクター・アンプ・キャビネットなど様々なバーチャル機材が揃っています。さらに、サウンドフォントと呼ばれるサンプラーデータを取り扱えるVSTを活用すれば、『スタインウェイのピアノ』、『Fender USA Telecaster』、『Gibson Les Paul』など、簡単に手に入れることができない楽器の音色を使用することもできます。少ない投資で高価な楽器の音色が使えるのでお勧めです。
エレキギターやエレキベースが接続可能な、ASIOドライバー対応のオーディオインターフェースを接続することで、おびただしい数のエフェクター・アンプ・キャビネット・マイク・ピックアップなどが使えるようになります。エフェクター・アンプ・キャビネット・ピックアップ・スタジオの大きさ・壁の材質などの調整が1つのVSTで提供されているものもあります。USB接続のオーディオインターフェースを選べば、自宅で収集した機材から、ライブに使う機材をノートパソコンに移して、オーディオインターフェースと一緒に持ち出して、ライブ演奏でも活用できそうです。
フリーで使えるシーケンサーと音源での例を上げていますが、最近のオーディオインターフェースやMIDIキーボードにはシーケンサーやソフト音源が付属しているので、基本的な部分は付属のソフトを使い、バリエーションの部分でフリーの音源やエフェクターを使うこととなります。キーボードやギターなど、演奏できるものはエフェクターを通して録音し、ドラムやベースなどはMIDIで入力したりアレンジソフトで演奏させたりすることで、本格的なスタジオと変わらない音楽作成環境環境の構築が可能です。(ボーカルやアコースティック楽器の録音だけが課題ですが・・・)
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