複合機活用研修で研究所がお伝えしたいこと!
各学校に配備されている複合機は様々な機能が搭載されておりますが、その中からすぐに活用できそうな、スキャン機能についての情報提供を致します。
複合機のネットワーク接続とFAX受信の環境の整備が完了した学校は16校中7校で、そのうち3校で複合機活用研修が実施されましたが、どの学校でも、コピーする感覚で瞬時にNASサーバにデータが作成され、パソコンや地デジテレビ等にすぐに表示させることが出来ることを実際に見てもらったので、複合機によるデジタル掛図の作成や、様々な資料のデジタル教科書化が活発に行われると思われます。
複合機の環境整備が完了した学校では、下記の内容がすぐに実践出来ますので、是非お試し頂き、不明な点があればIT指導員におたずね下さい。また、複合機活用研修を希望する学校は教育研究所までご連絡下さい。
①授業で見せたい資料を簡単にデジタル化
授業で見せたい資料を休み時間等の短い時間でコピーする感覚で簡単に準備出来ます。数十枚に渡る資料でも高速にスキャンすることが出来ます。一度デジタル化しておけば、無くしてしまうこともなく使い続けることが出来、学年で共有したりすることも出来ます。
②手書き資料のデジタル化
説明資料を手書きで素早くデジタル化。
③手持ちの資料のデジタル化
かさばる資料の整理に有効です。A4までならドキュメントスキャナでも可能ですが、複合機ならA3資料もOK。
④デジタル書籍の作成
デジタル教科書以外の書籍をスキャンしてデジタル教科書的に使用出来ます。
⑤デジタル絵本の作成
絵本をデジタル化しておけば、地デジテレビや大型スクリーンを使っての読み聞かせも出来ます。
⑥子どもたちの作品・発表資料のデジタル化
※解説図は、作図に関するクラウドサービス『Cacoo』 を使って作成したものを使用しております。
職員室設置の複合機で作成したデジタルデータ(PDF)は、無料のアクロバットリーダーで書き込みが出来るファイルとなりますので、書き込みを想定した資料を作成して、電子黒板的な使い方も可能です。また、デジタルデータとして届いたFAXも同様に書き込みが可能なので、書き込みして返信するような内容であってもPDFにそのまま書き込んで、FAXを使わずにメールで返信出来ます。FAXの場所まで行かずに自席から送れること、FAXが空いているかを気にせずに送れること、送付した相手も書き込みが可能なので文書の推敲をお願いする場合などにも有効です。
これまで、ワード・エクセル・パワーポイント・一太郎などのデジタルデータは、ソフト上から簡単にPDFが作成出来る環境となっておりましたが、紙データからPDFを作成する機器としてのドキュメントスキャナ・コンピュータ教室の複合機に職員室設置の複合機が加わり、あらゆる資料を手軽に地デジテレビに提示出来る環境となっております。特に職員室設置の複合機は作成したPDFがNASに保存されるため、デジタルデータからのPDF作成と変わらない便利さとなっております。
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