デジタル教材作成ヒント掲示板

デジタル教材作成ヒント掲示板

デジタル教材作成に使える フリーソフト紹介

 自宅のパソコンや校務用パソコンに加えることで、教材作成が便利になるフリーソフトを紹介します。これまでも教育研究所のホームページで紹介してきたフリーソフトですが、各教室への地デジテレビの配備や、電子教科書の導入など、ICT関連の環境が向上しているため再度、教材作成ツールの視点で紹介します。
 関連記事の内容については、記事掲載時の内容のため、機能アップ等の変更があるかもしれません。校務用パソコンはインストールが簡単に出来ないため、USBメモリーで活用する方法についても紹介します。


【OpenOffice.org または OpenOffice.org Portable

 ワープロや表計算などを含むフリーのオフィスソフト。「Microsoft Office」と互換性があり、ワープロソフトの「Writer」・表計算ソフトの「Calc」・プレゼンソフトの「Impress」・ドローソフトの「Draw」・データベースソフトの「Base」・数式エディターの「Math」の6つのソフトが含まれています。既存のデータの活用の場合、レイアウトが崩れてしまう場合があるためあまりお勧めはしませんが、教材作成ツールと考えた場合、「Microsoft Office」との違いはなく、PDFファイルの作成も可能なため、デジタル教材作成に使えるソフト紹介で記載した内容と類似した教材作成が可能です。
 自宅のパソコンにオフィスソフトがないのであればフリーソフトなので是非活用して下さい。ポータブル版のOpenOffice.orgをUSBメモリーで持ち歩けば、オフィスソフトがないパソコンでワート・エクセル・パワーポイント等のファイルの編集、新規作成も出来ます。


①PDF作成ツール
 プレゼンソフトの「Impress」で提示資料を作成し、PDF資料を作成出来ます。「Impress」で作成したハイパーリンクはPDF資料にも反映するので、目次をクリックすると該当ページが表示される資料や、文字や画像をクリックすると外部のウェブサイト・別ファイル・データ等が表示される資料の作成も行えます。本来のプレゼンソフトとしても当然、活用が可能で、作成したプレゼンデータをPDFにすることで、どのパソコンでも使えるプレゼン資料にすることが出来ます。

②グラフ画像作成ツール
 表計算ソフトの「Calc」でグラフを作成して範囲指定でコピーすると、他のソフトに画像の形で貼り付けることが出来ます。

③表画像作成ツール
 表計算ソフトの「Calc」で表を作成して範囲指定でコピーすると、他のソフトに画像の形で貼り付けることが出来ます。


関連記事 :『OpenOffice.org Portable』の紹介 


【PDF-XChange Viewer】
 浦添市立小中学校の特定のパソコンにしかインストールされていない『アクロバット』の機能の一部を無料で実現出来るソフト。USBメモリーから使用することも出来ます。『アクロバット』のように、PDFの新規作成やファイルの結合などは出来ませんが、ある程度の編集は可能で、ファイルの読み込みも速く、アクロバットリーダーの代わりにも使えます。 

①PDF編集ツール
 PDFファイルを読み込んでの文字や図形の書き込み・リンクの貼り付けが出来ます。ダウンロードしたPDFや紙媒体からのPDFへの書き込みや、リンクの貼り付けによる加工に活用出来ます。


②PDF全画面表示化ツール
 ダウンロードしたPDFや様々な方法で作成したPDFをパワーポイントのスライドショー形式のように、編集画面を見せないで全画面表示からスタートするファイルに変更出来ます。方法は、[ファイル]→[ドキュメントのプロパティ]→[初期表示]の[全画面モードで開く]にチェックを入れて保存するだけです。

③PDF提示・書き込みツール
 PDFファイルを開き、アンダーライン・マーカなどを引いたり、図形の追加や削除が行えます。PDFを全画面表示からスタートするファイルに変更しておき、書き込みを行う場合にはF12でツールバーを表示させて使用します。教科書や問題集の回答部分を図形で隠したデータを作成し、図形を消して次々表示していくスタイルのPDFの作成も簡単に行えます。


関連記事 :PDF編集ソフトの紹介


【PDF reDirect】
 浦添市立小中学校の特定のパソコンにしかインストールされていない『アクロバット』の機能の一部を無料で実現出来るソフト。

①PDF作成機能付加
 インターネットのページや、PDF作成機能の無いソフト(浦添市立小中学校では一太郎等)でPDFを作成出来るようにするソフト。印刷する要領でPDF reDirectを選び、印刷を実行することでPDFファイルを作成します。
 


関連記事 :PDF作成ソフトの紹介
※関連記事内の注意事項は、記事掲載時の内容のため、バージョンアップにより解消しているかもしれません。