浦研ダイアリー

2012年10月の記事一覧

ひらめき iPod touch 5G でできること

   iPod touch 5G はただの携帯音楽プレーヤーではなく、ノートPCと同様の活用が可能なポケットコンピューターのような機器です。
   これまで紹介してきたiPad2 / iPhone4Sでできることと同様のことが可能ですが、あえてiPod touch 5G でできることとしてピックアップして紹介します。

   ①プレゼンテーション資料の作成 【Keynote】有料アプリ
   授業に地デジテレビを使ったプレゼンテーションを取り入れることが出来ます。
   AppleTVと無線ルーターを使って地デジテレビに接続すれば、机間巡視をしながらスライドショーのコントロールが可能。iCloud経由で作成した資料は同期されるので、iPadをお持ちの方は作成はiPadで行い、簡単な修正と確認・リハーサル、実際のプレゼンテーションはiPod touch 5Gで行なうことができます。
 iPad2によるプレゼン資料作成

   ②動画・写真の撮影と閲覧  【カメラ】標準アプリ
   動画・写真を撮影して地デジテレビで見せることができます。
   Apple Digital AVアダプタとHDMIケーブルで接続するか、AppleTVと無線ルーターを使って地デジテレビに接続すれば、リレーの練習・合唱の練習・学芸会のリハーサルなどを動画・写真で撮影して指導資料とすることも簡単です。iPod touch 5Gはカメラが高画質になったので、動画か写真を取り出して使用することもできます。

   ③動画編集 【iMovie】有料アプリ
   撮影した動画・静止画、ネットから収集した素材、音楽等を組み合わせて動画編集ができます。
   撮影した動画の必要な部分を切り出してタイトルとBGMをつける程度の編集であれば数分で可能です。

   ④無線書画カメラとしての使用  【カメラ】標準アプリ
   AppleTVと無線ルーターを使って地デジテレビに接続すれば、無線書画カメラとして使えます。
   作業の様子を見せる場合は児童生徒に持ってもらって地デジテレビに投影、静止画で良い場合は撮影して投影。顕微鏡の接眼レンズに近づけて撮影すると顕微鏡写真も撮影できます。

※個人所有のAppleTV・無線ルーターを教室に常設して、動画・写真・プレゼン資料を瞬時に提示出来る環境を整えられている先生もいらっしゃるようです。
  港川小学校でiPhone4Sを使った授業!

   ⑤スキャナとしての使用  【Genius Scan】無料・機能追加で有料
   撮影した書類の四隅を自動認識してスキャンできます。自動認識がずれても、マス目をドラッグして調整できます。保存はJPEGだけでなくPDFとして複数の画像をまとめることもできます。机間巡視をしながら発表させたい児童生徒のノートをその場で撮影→地デジテレビへ投影ということもできます。
  iPhoneが簡易スキャナに!

   ⑥協働学習ツールとしての使用Ⅰ 【Skitch】無料アプリ
   班別に作成した発表資料を撮影して書き込みしながら説明できます。
   机間巡視をしながら発表させたい児童生徒のノートをその場で撮影→地デジテレビへ投影→書き込みということもできます。
  『Skitch』がiPhone / iPod Touch に対応!
  撮影した画像にそのまま線が引けるアプリ

   ⑦協働学習ツールとしての使用Ⅱ 【Note Anytime】無料アプリ
   班別に作成した発表資料を連続撮影して並べ、必要に応じて拡大して書き込みしながら説明できます。
   机間巡視をしながら発表させたい児童生徒のノートをその場で撮影→地デジテレビへ投影→書き込みということもできます。
新型iPod Touch

   パソコンで可能なことは工夫次第でほとんどiPod touch 5G に置き換えることができます。胸ポケットに収まるサイズが最大の強みで、動画・写真などの資料収集は思い立ったときすぐに行なえ、Wi-Fi環境ではネット資料が収集でき、ちょっとした空き時間に資料の手直しやプレゼンのリハーサルが可能となります。
   他にも、教具としての活用、アプリを紹介しておりますので、浦研ダイアリーを[iPad / iPhone【教具】] のカテゴリーに絞ってご覧ください。楽器としての活用は[iPad / iPhone【楽器・音楽ツール】] のカテゴリーにまとめてありますので興味のある方はそちらもご覧ください。

【関連記事】
  教師によるiPadとiPhoneの活用
  授業に役立つiOSアプリ【教科別・シーン別】①
  授業に役立つiOSアプリ【教科別・シーン別】②
0