浦研ダイアリー

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会議・研修 第4回 研究協力員会

   第4回 研究協力員会を実施しました。
   これまでの取り組みと進捗状況、報告書の作成等について話し合い、前回の研究協力員会以降に実施されたICT活用授業の動画を見ながら、内容説明を行って頂きました。


   研究協力員 授業実践 【前田小】   2014/12/19  3年生国語 『漢字の組み立てを楽しもう』


   研究協力員 授業実践 【浦西中】   2014/12/18  1年生数学 『平面図形』


   研究協力員 授業実践 【港川小】   2014/12/18  4年生社会 『わたしたちの県のまちづくり』


   研究協力員 授業実践 【内間小】   2014/12/16  2年生算数 『三角形と四角形』
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ひらめき Microsoft Office for iOS の導入方法に関する記事 【再掲載】

iOS用PowerPoint   個人所有のiPad や iPhone に、iOS 用のWord 、Excel 、PowerPoint を導入する方法に関する記事を掲載しました。興味のある方は記事をご覧になって、お手持ちの iPad や iPhone への Word 、Excel 、PowerPoint の導入にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

   Microsoft Office for iOS の導入方法  

※研究所に問い合わせがあったため再掲載。
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ひと休み 生け花 & お茶教室

 
   1月8日(木)に今年度第8回目となる生け花教室が行われました。併せて新春という事もありお茶教室も開催しました。
   8回目となるので子供達は生け花に大分慣れてきていて、製作の速度も上がっています。
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ひらめき 文部科学省・総務省が提供するPDF資料 【更新】

『学力向上ICT活用指導ハンドブック』
   文部科学省・総務省は教職員向けに様々な資料の提供を行なっており、研究所でもそのつど紹介しております。
   今回は、 
『ICTを活用した指導方法~学びのイノベーション事業 実証研究報告書より~』 、 『学びのイノベーションパンフレット』 、 【学びのイノベーション事業の取り組み】 のリンクを追加しました。
※時系列での掲載ではありません。

   新学習指導要領のPDFによる提供や、
『学力向上ICT活用指導ハンドブック』『電子黒板活用ガイドブック』など、どれも読みごたえのある資料で、すぐに役立つ資料だと思います。下記のリンクよりご覧いただき、良ければダウンロードしてお使いください。
   教育の情報化に関する手引き   【PDF】

【情報モラル】
   『情報モラル指導者養成研修ハンドブック』   【PDF】
   情報モラル指導者養成研修資料  【Web】 ・・・ビデオによる研修が体験できるページ。
   ネット社会の歩き方   【Web】 ・・各種教材が利用できます。
   学校情報セキュリティライブラリ   【Web】 ・・・PDF資料も掲載されています。

【その他】
   新学習指導要領(本文、解説、資料等)
   新学習指導要領に基づく中学校向け「ダンス」リーフレット   【PDF】
       関連記事・・・インターネットの無料ダンススクール
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お知らせ 文部科学省Youtubeチャンネル【学びのイノベーション事業の取り組み】

   文部科学省の施策等について動画で紹介するYoutubeチャンネル 【MEXTchannel】 の再生リストに、 【学びのイノベーション事業の取り組み】 が掲載されているので紹介します。
   将来、各普通教室への電子黒板の整備と、
1人1台の情報端末の整備が行われた環境の下で、どのような授業が行えるのか考える材料として、是非ご覧になって下さい。
再生リスト【学びのイノベーション事業の取り組み】
※ 動画 『学びのイノベーション事業の取り組み』 は、2番目以降の動画を編集してコンパクトにまとめたもののようです。最初に 『学びのイノベーション事業の取り組み』 を一通りご覧になってから、興味のある個別の動画をご覧になる方が良さそうです。


【関連記事】
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お知らせ ★学習・授業に役立つリンク集★ 紹介


   ★学習・授業に役立つリンク集★ の中から、ICT機器活用に役立つサイトをピックアップして掲載します。

   
電子黒板機能付きプロジェクター』 や 実物投影機』 、 iPad mini』 など、提示や教材作成に使えるツールが揃ってきたので、以前紹介した時よりも利用価値が増していると思います。学習に役立つ資料を下記のサイトから " 見つけて " 授業にお役立て下さい。  

   ★学習・授業に役立つリンク集★は、各学校のTOPページにも設置しております。イントラ内に設置の 『きょうざいのお部屋』 もご活用下さい。

   ※長期間更新をしていないので、リンク切れがあるかもしれません。ご了承下さい。  (2013/05/30 記事掲載)


eTeachers
   会員登録すると、『使える』 フラッシュ型教材がダウンロード出来ます。学校用iPad miniでも使えます。

りかちゃんのサブノート
   中学校理科の全ての内容を、単元ごとに学習可能。学校用iPad miniでも使えます。超オススメ!

算数・数学の思考過程をイメージ化する動画素材集
   算数・数学の学習過程に不可欠な公式や定理を、動画イメージで視覚的に捉え、理解しやすい表現にしたものです。

CraftMAP -日本地図HP素材集
   日本地図・世界地図など、様々な白地図が画像で得られます学校用iPad miniでも使えます。


ネット社会の歩き方
   「小学生」  「中学生」  「高校生」 「先生・大人」 用があります。学校用iPad miniでも使えます。超オススメ! iPad アプリもあります。


ひつじゅんじてん
   Web上で筆順が学べます。※FLASHを使用するサイトのため、iPad ではPuffinなどのFLASHが使えるブラウザーが必要です。

都道府県
   日本地図をクリックすると都道府県名・人口・県庁所在地が表示される。※FLASHを使用するサイトのため、iPad ではPuffinなどのFLASHが使えるブラウザーが必要です。

世界地図
   世界地図をクリックすると国名が表示される。※FLASHを使用するサイトのため、iPad ではPuffinなどのFLASHが使えるブラウザーが必要です。


★ 学習・授業に役立つリンク集 ★
小学生用  中学生用  教師用  ICT活用  FREE SOFT  DTM  素材  教材作成  教材作成ヒント


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複合機  PDF関連  ICT活用事例  NAS教材  ネットを”素材集”に  文科省提供  校内LANノートPC  iPad2  iPhone4S  新規導入機器 


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会議・研修 研究協力員 授業実践 (前田小 當間先生)

   前田小学校の研究協力員、 當間先生による3年生の国語 『漢字の組み立てを楽しもう』 の授業を参観させていただきました。
 
   授業の前半は、黒板を使い、「へん」 の特徴について基本的な事項を確認し、「きへん」 、「にんべん」 などのつく漢字を発表させ、先生が板書するという普通の授業内容でした。授業の中盤から、「ごんべん」 は何に関係する字に多いかをグループで考えさせ、考えをまとめ、グループ間で共有するツールとして、iPadアプリ【ロイロノート】が使われていました。「さんずい」を使った漢字を集める場面では、グループの全員がかわりばんこに手書きで漢字をロイロノートの手書きカードに書き込み、無線の【トンネル】機能を使って全てのiPadに送付、地デジテレビ接続した教師のiPad mini で提示を行っていました。授業のまとめは、先生がロイロノートを使って事前に準備した手書きのフラッシュカードで振り返りを行っていました。
   グループの全員に発表資料の作成に関わらせ、地デジテレビにその内容を拡大提示する後半の授業は、児童生徒用タブレット端末無しでは実現が難しい内容だと感じました。
         
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出張・旅行 興洋電子来所

   興洋電子の営業の方とタブレット端末について情報交換しました。iPad / Android / Windowsタブレットに関する他市町村の動向や電子黒板など、ICT機器の活用状況の情報を聞くことができました。
  
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会議・研修 研究協力員 授業実践 (浦西中 多和田先生)

   浦西中学校の研究協力員、 多和田先生による1年生の数学 『平面図形』 の授業を参観させていただきました。
 
   既習事項の振り返りは、PowerPointの自作のフラッシュ教材を地デジテレビに提示して行っていました。指定した秒数で自動的に画像が切り替わる提示方法のようでした。フラッシュ型教材で確認した内容をプリントで出題し、フラッシュ型教材の提示の際にメモしたものを使って解答させていました。図形の平行移動や回転移動の説明の際には、視覚的なイメージを持たせる目的で、デジタル教科書のアニメーションを活用していました。
   このスタイルの授業は、浦添市立小中学校の普通教室で、新たなICT機器の持ち込み無しで実現可能な内容です。ICT活用授業の事例として、是非参考にして下さい。
         
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会議・研修 研究協力員 授業実践 (港川小 池田先生)

 
   
港川小学校の研究協力員、 池田先生による4年生の社会 『わたしたちの県のまちづくり』 の授業を参観させていただきました。
 
   既習事項の振り返りは、自作のフラッシュ教材が使用されていました。先生ご自身のiPhoneにPowerPoint資料を読み込み、無線で提示を行い、教室を歩きながら児童の様子を確認しつつ、スライドの操作を行っていました。授業の内容は、与えられた多くの写真・グラフ等の画像データから、班別に指定されたテーマに沿った画像を一人ひとりが選び、ワークシートに発表原稿を書かせ、発表の順番や内容を班内で検討し、iPadアプリ【ロイロノート】を使って発表資料を作成・発表を行うというものでした。45分の授業時間内に収まるのだろうかと心配になるほど盛りだくさんの内容でしたが、iPadリーダーを教師が決め、地デジテレビにタイマーを表示して時間配分通りの授業を行なう工夫があり、時間内に1つの班の発表まで行われました。
   iPadを使用するルールが決められているようで、iPad を手にして騒がしくなる児童に、先生が 『学習規律』 という一言で落ち着きを取り戻す様子を見て、学習規律もICT機器の取り扱いを通して学んでいると感じました。このような多くの写真・グラフ等の画像を使用する授業は、iPadや拡大提示できる地デジテレビや電子黒板が無ければ実現できない内容だとも感じました。
           

   一枚目の写真の実物投影機の側にある黒い箱状のものが
iPhone無線投影を実現するAppleTV、二枚目の写真に写っているHDMIケーブルの先に付いているものがLightning HDMI変換ケーブルで、児童のiPad mini を有線接続で提示するものです。先生方にiPad 等のタブレット端末に慣れて頂く目的で各学校に6セット導入されています。興味のある方は、使用法をご存知の先生に使い方を習うか、IT指導員に活用研修を依頼して、是非体験してみて下さい。
 

【授業で使用されたiOSアプリ】

【Microsoft PowerPoint】マイクロソフトが無料で提供するiOS用 PowerPoint。Microsoft PowerPoint ユニバーサルアプリ
   マイクロソフトが無料で提供するiOS用 PowerPoint。
   PCで作成したファイルの持ち歩き用として重宝しそう。

【ロイロノート】児童生徒によるプレゼンテーションに活用できる教育現場用iPadアプリ。ロイロノート   《iPadアプリ》(記事掲載時 500円学校用iPad mini にインストール済み。
   社会科見学のまとめ学習や、児童生徒によるプレゼンテーションに活用できる 教育現場用iPadアプリ
   写真・動画・テキストをカードのように並べ、線でつなぐだけで見せる順番を決めることができます

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 ロイロノートの使い方  ロイロノート公式ページ

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会議・研修 前田研究員 検証保育 【沢岻幼】

   沢岻幼稚園において、前田一美研究員の検証保育を行いました。

    「進んで体を動かすことを楽しむ幼児の育成」 をテーマに、外遊びやホールで楽しく元気に体を動かして遊ぶ子どもたちを育てることを目標に保育を行っています。
   本時は、ホールの中に公園をつくろうということで、「どんな公園をつくろうか?」 と、話し合いを行った後、みんなで遊具の設置を行いました。
   1人残らず全幼児が元気よく、たくさんの遊具に触れて遊ぶことができました。1時間元気よく活動した子どもたちは、みんな満足した顔でした。子どもたちのなかから、「今度は、運動祭りをしよう!」 という発言もあり、次への意欲も燃やしていました。
  
  
  
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会議・研修 喜屋武研究員 検証授業 【牧港小】

   牧港小学校において、喜屋武真史研究員の検証授業を行いました。
 
   各グループが前時の授業で実験結果の予想を書いたミニホワイトボードをPowerPoint で整理して、学校用iPad mini にインストールしたPowerPoint に読み込み、
iPad mini で書き込みながら前時の振り返りを行っていました。実験後のまとめの発表は、各グループのホワイトボードを学校用iPad mini を使ってその場で撮影し、ホワイトボードが拡大提示された状態で行われていました。全グループの一覧提示は、黒板にミニホワイトボードを貼り付ける形で行っていました。
  
  
  

   今回の授業は、児童のミニホワイトボードを投影するために教室に投影のためのホワイトボードと電子黒板機能付きプロジェクターを運び込み設定を行うなど事前の準備が必要となりましたが、各教室への電子黒板の設置と、その電子黒板と連携して使用できる仕組みのタブレット端末の導入が実現すれば、今回の授業で使用されたミニホワイトボードがタブレット端末に変わり、黒板で行っていた一覧提示は電子黒板で行われることとなります。これまでの授業の延長線上に、ICT機器を活用した 『児童生徒が楽しく参加し、わかる授業』 があるのだと思える授業でした。
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会議・研修 研究協力員 授業実践 (内間小 伊山先生)

   内間小学校の研究協力員、 伊山先生による2年生の算数 『三角形と四角形』 の授業を参観させていただきました。
 
   教師側の提示資料はPowerPoint、児童による資料収集と提示資料の作成、発表は学校用iPad mini が使われていました。児童が iPad アプリ【ロイロノート】 を使って写真素材の収集から発表資料の作成まで行っている姿には感動さえ覚えました。授業の最初にiPadを大事に扱うことを確認しするなど、学習規律もICT機器の取り扱いを通して学んでいると感じました。
   発表の様子を見ていると、紙を使った発表や実物投影機を使った発表と比較して、画面をスワイプするだけで瞬時に提示資料が切り替わるので、多くの児童が発表の機会を得られていると感じました。
           

【授業で使用されたiOSアプリ】

【ロイロノート】児童生徒によるプレゼンテーションに活用できる教育現場用iPadアプリ。ロイロノート   《iPadアプリ》(記事掲載時 500円学校用iPad mini にインストール済み。
   社会科見学のまとめ学習や、児童生徒によるプレゼンテーションに活用できる 教育現場用iPadアプリ
   写真・動画・テキストをカードのように並べ、線でつなぐだけで見せる順番を決めることができます

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 ロイロノートの使い方  ロイロノート公式ページ

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ひらめき 学校用 iPad mini の授業での活用 【内間小】

   内間小学校2年生の生活科の授業で、iPad アプリ【ロイロノート】の活用があったようです。
   IT指導員から届いた写真を見ると、紙に書いた資料を撮影したり、手書きカードでタイトルを加えて発表資料を作成する様子が見て取れます。
   小学校低学年の児童でも
iPad mini を使って授業の中で発表資料を作れることが確認できた授業で、本格的なiPad と電子黒板の導入に向けた明るい情報だと感じました。各学校の学校用iPad mini にインストールされている授業支援機能の無いロイロノートでも、子どもたちの使うプレゼンツール、教師用のプレゼンツールとして活用が可能なので、本格的なiPad と電子黒板の導入に向けて、是非お試し下さい。
      


【ロイロノート】児童生徒によるプレゼンテーションに活用できる教育現場用iPadアプリ。ロイロノート   《iPadアプリ》 (記事掲載時 500円学校用iPad mini にインストール済み。
   社会科見学のまとめ学習や、児童生徒によるプレゼンテーションに活用できる 教育現場用iPadアプリ
   写真・動画・テキストをカードのように並べ、線でつなぐだけで見せる順番を決めることができます

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会議・研修 比嘉研究員 検証授業 【仲西中】

   仲西中学校において、比嘉麻衣子研究員の検証授業を行いました。
   ノートパソコンで作成した PowerPoint ファイルを iPad mini3 の
 PowerPoint に読み込んで、学校の AppleTV を使って P2P接続AirPlayミラーリング で地デジテレビに提示を行っていました。あらかじめ iPad mini でスキャニングしておいた、生徒のワークシート資料の提示もありました。個人所有の iPad mini3 に事前に提示資料を整え、学校の AppleTV を組み合わせて、机間指導しながら提示を行う環境で授業を行っていました。
        

   今回の授業は、個人所有のiPad mini と学校用AppleTV を組み合わせて使えるように設定して行われていますが、資料送信回収用のタブレット端末と、それと連携して使える児童生徒用のタブレット端末が導入されると、準備した資料の提示だけでなく、資料を児童生徒のiPad に一斉送信したり、回収して一覧提示できる環境が実現します。電子黒板システムとそれと連携するタブレット端末が整備されると、全ての普通教室で同様の授業が手軽に行える環境となります。タブレット端末の本格的な導入に備えて、デジタル資料の作成や、実物投影機・デジタル教科書の活用等で授業に拡大提示する場面を取り入れる体験をされておくと、児童生徒用タブレット端末の活用もスムーズに行えると思います。
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出張・旅行 恩納村立 山田小中学校 ICT機器活用公開授業

恩納村立山田小中学校 
   
12月5日、恩納村立山田小中学校のICT機器活用公開授業に、IT指導員3名、研究所職員3名、総勢6名で参加しました。
 
   全ての教室に 52インチの
地デジテレビと82インチの電子黒板、実物投影機、ノートパソコン、教師用iPad mini 、
AppleTV 、DVDプレーヤーが配備され、無線LAN環境も整い、それに加えて4年生の教室には、本日の授業で使用される 学校共有の
iPad が児童全員に配られ、iPadと連携可能な電子黒板 も設置されていました。
 
   iPadを使用する4年生の教室では、公開授業スタート前から、児童が自主的にiPad アプリを使って計算ドリルを黙々と行う姿があり、県内外から参加された方々は、興味深くその様子を見入っていました。iPadは、一人ひとりに持たせるタブレット端末としては大きすぎるのではないかとの懸念がありましたが、実際に使われている様子を見て、不安が払拭されました。机上は整理され、iPad を使用するルールもきちんと指導されているようで、iPad を使う授業が特別ではなく、落ち着いた雰囲気なのが驚きでした。他の教室の児童生徒も、多くの参観者に臆することなく、落ち着いた様子で、公開授業の開始前から、学校全体で授業改善に取り組む姿が垣間見える素晴らしい雰囲気でした。 
         

   
公開授業では、ICT機器の活用の場面に注目して各教室を巡回して取材しました。確認できた範囲で、活用場面や感じたことを箇条書で列記します。

 ① 
各教室の電子黒板には実物投影機の画像 ・ 動画教材 ・ フラッシュ型教材 ・ デジタル教科書 の提示があり、授業に必要な提示が効果的に行われていた。
 ② 授業の要所で教師が
ICT機器を操作する場面があったが、スムーズな操作が行われ、滞る場面は無かった。
 
 教科書を投影する場合でも、
デジタル教科書はデジタルコンテンツを利用する場面で使われ、単に教科書を投影して書き込みながら説明する場合は実物投影機が使われていた。
  iPadは、問題を無線配布・回収し、電子黒板に比較提示し発表するという場面で使われ、時間短縮と児童の発表機会を増やす目的で使われていた。
  児童のiPad を操作する様子も手馴れていて、操作説明を必要とする児童はいなかった。

  iPad アプリ 『らくらく座席評価 を使って教師が机間指導しながら児童の活動を記録する姿も見られた。
  ICT機器活用の授業を見て時折感じる 『特別』 感じがなく、教師・児童生徒共に普段の授業を行っているという空気に驚いた。
 ⑧ 普通の授業よりも提示が多いにもかかわらず
、それに対して授業時間には余裕があったように感じた。


【小学校】
     
【中学校】
  


   
山田小中学校型漢字指導の場面では、くりかえし漢字ドリル に付属する筆順ソフト 漢字デジドリル を電子黒板に投影し、空書き ⇒ 筆順・止め・はね・はらいを確認 ⇒ ドリルに指書き ⇒ なぞり書き ⇒ うつし書き という流れで実践していた。どの学年でも同じ流れで実践されていて、学校全体で計画的に導入されていることが実感できました。
   ICT機器に触れる時間と質疑の時間もあり、全ての先生方が使えるICT機器の導入でなければ意味がないこと、各教室にちゃんと
実物投影機を置いてプロジェクターに投影することに全ての先生が慣れて、そこからフラッシュ型教材の活用、デジタル教科書、iPad の順番で段階を追った導入が大切だとのお話がありました。ICT機器の導入に取り組んで3年目でiPad について取り組んでいる、まだ試験的な活用で、全ての先生が使いこなせている段階ではないとのお話もありました。
   プロジェクター  実物投影機 ⇒  フラッシュ型教材 ⇒  デジタル教科書 ⇒  iPad の活用
  

   公開授業終了後、講演会にも参加しました。

   学力をしっかりと向上させるICT活用の方法』  講師 : 堀田龍也 氏

   講演の内容で印象的だったのは、ICT機器を導入するだけでは学力は向上しない、
学校全体での統一した学習規律の確立と板書の構造化、基礎基本の徹底、良質な教材の選定が重要だということ、子どもから見てわかりやすく、教員から見て教えやすいICT機器の活用が日常的に続くことで学力が向上していくというお話でした。
   実際、山田小中学校の公開授業を見ていても、ICT機器の活用以上に、児童生徒の学習態度や他の児童生徒の発表を聞く態度が目につき、机上は整理され、先生方も普段の授業に溶け込む形で実物投影機・デジタル教科書・iPad を使われている印象を受けました。使い方に関しても、実物投影機を使って児童生徒の手元にある教材や教科書などを拡大投影して書き込みながら説明したり、単にタイマーを拡大表示したり、デジタル教科書の場合は文字をクローズアップして表示する機能を使って朗読させたり、iPad の場合もプリント配布と回収、発表の流れを短縮する目的で使用され、ICT機器が無かったとしても成立する授業の中に、より理解を深める目的や効率的に授業を進める目的でICT機器が活用されていました。
   講演の中でも、マラソンに例えて、海外の招待選手が走るマラソンのようにICT機器に精通した教師が打ち上げ花火のように行う授業ではなく、市民ランナーの走りを目指すべきだとのお話もありました。児童生徒が学習に
前向きに取り組む空気の醸成、学校全体で統一したICT機器の活用、児童生徒の机上にあるものを拡大提示し、同じものに書き込み、情報共有を行うことに意味があるとのお話もありました。
   

   浦添市立小中学校のICT機器について 
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